« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

大道具さん

 石巻の撮影現場で印象に残った大道具さんの仕事振りを一つ。

 大道具さん、というのだと思います。大きな道具を扱っていましたから。直接名刺交換したわけではないので、この職名は仕事振りからの推測です。

 のど自慢大会の現場作りが10月末の日和山での撮影時の仕事でした。

 もう撮影が始まって、カメラが回り、演技が始まっても、大道具さんの仕事は終わっていませんでした。撮影と撮影の間に、舞台に上がる踏み台を調整していました。

 「カーッ」と監督の声がしたと思うとすぐ、のこぎりのギコギコという音が聞こえてきます。

 舞台の上に飾ってあったのど自慢大会の看板も、撮影の合間に高さを低く調整してしまいました。

 大道具さんは、撮影が始まったら見ているだけなのかと思っていました。違うんですね。

 休む間もない映画職人の世界でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

甲本雅裕さん

 「岡田劇場がんばれ会」では、先日、映画「花のあと」の上映会を開催しました。

 藤沢周平原作の時代小説の映画化です。北川景子扮する武道の達人が、恋心をいだいた男性の不可解な自決をめぐるなぞを解き明かす、ちょっとサスペンスっぽい筋立てでした。

 そこでよい味を出しているのが、甲本雅裕さん演じる、北川景子の許婚の男性です。

 最初は運良く財産のある家の美貌の娘の許婚となった、単なる大食いすけべおじさんとして描かれますが、自分の許婚が抱いた疑念を献身的に解き明かす探偵役を見事にやってのけます。

 それも、自分の未来の妻が死んだ男と情を通じていたのでは・・・という疑いを持ちながらも、その気持ちを妻に口にするのは一度きり、控えめに、という謙虚さです。

 そんなに献身的に探偵をしなくても良いよ、と声をかけてあげたくなる人の良さです。

 甲本雅裕さん。これまで意識したことのない俳優さんでしたが、この映画でとても印象に残りました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

日本映画に乾杯!

 すでに何度もお伝えしている岡田劇場での撮影打ち上げ会で、もう一つ書いておきたいことがありました。

 まだ会場の準備が進められている最中に、三々五々、小さなグループごとに乾杯が行われていました。

 私と学生の4人グループも、スタッフの方と一緒に乾杯させていただきました。

 そのとき、音頭を取ったスタッフの方が口にしたせりふが、タイトルの「日本映画に、乾杯!」でした。とても静かな調子でしたが、強さを感じました。

 格好いいですね。日本映画を背負っているんだ、という自負を感じました。

 それ以降、私も何かを背負っていないか、乾杯の時に言えるものはないかと、探しています。

 家庭であれ、仕事、職場であれ、乾杯のときにあまりふさわしくないんですね。一緒に乾杯する人がすぐに共感できて、その場の気分が盛り上がるようなものでないといけないですから。

 「岡田劇場に乾杯!」が良いかもしれません。岡田劇場がんばれ会の関係者なら、とくに。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

発見者に感謝!!

 トマトさん、いつも声援ありがとうございます。私もトマトさんのコメントの「映画放浪記」を楽しみにしています。砂川の様子もより詳しく教えてくださるとうれしいです。

 asihara56さん、「ハグ」へのコメントと「ヨシ原日記」への引用、ありがとうございます。このブログを発見し、よく読んでくださったようで、感謝!です。

 asihara56さんは、きっと石巻市内のお住まいなのでしょうね。いつかお会いできるような気がします。それとも、すでに知り合いだったりして・・・。

 遠くにいる人やまだ知り合いではないヒトと知り合いになれる(または、もう知り合いのヒトとまたよく知り合える)。インターネットの醍醐味ですね。

 これからもよろしくお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ハグ

 映画「エクレール お菓子放浪記」の宮城県での撮影最終日、岡田劇場での打ち上げ会は思い出に残るものでした。

 撮影のスタッフが次々に仮装し、のど自慢大会を繰り広げてくれました。

 とくに、久保田カメラマン(♂)の豊乳ぶりが忘れられません。楽しませていただきました。

 映画はそこにいる人々を調子付かせるようです。私も宮城県の名曲、齋太郎節を歌いました。

 歌った後、近藤監督のハグが最高でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ほやマドレーヌ

Sn3e7145  三陸名産のほやを取り入れたマドレーヌが開発されました。

 これも映画「エクレール お菓子放浪記」がきっかけだそうです。

 映画が作られたことで、いろいろな波及効果が生まれたようです。

 このマドレーヌ、食べてみました。

 ほやの味は殆ど感じませんでした。普通のマドレーヌのようでした。

 菓子業界が映画で活性化したのならうれしいです。Sn3e7146

追伸

 トマトさん、放浪の旅の結果、ダイエットに成功なさった様子。おめでとうございます。トマトさんのおっしゃるとおり、撮影スタッフのみなさんもきっとやせる思いでがんばっていらっしゃるんですよね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

東京音頭

 日和山での映画「エクレール お菓子放浪記」撮影で楽しかったのは、芸者「赤坂はんこ」役の緒方美穂さんと競演できたことです。

 舞台で東京音頭を歌う芸者役の緒方さん、着物とかつらがよくお似合いで「日本の美だな~」と思わせてくれました。

 石巻グランドホテルでの大交流会では、短い時間でしたがお話しすることができました。

 教員免許をもっているという少し変わった経歴の緒方さん、知的な感じでした。

 歌が好きで、古今東西の歌を集めてコンサートでも歌っているそうです。

 私がコスタリカによく行くという話をすると、「コスタリカの歌ってどんなのですか?」。

 すみません。不勉強であまり良い答えが出来ませんでした。勉強しておきます。

 かわりに宮城県の民謡「齋太郎節」を紹介しておきました。今回映画で歌った東京音頭とともにコンサートで歌ってくださいとお願いしておきました。

 けらけらと屈託なく笑う明るい方でした。

 映画の仕事をして良かったと思いました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

東京ラプソディー

 石巻グランドホテルでの大交流会、名場面として思い出されるのは、市長をはじめ主だった皆さんがお歌いになった「東京ラプソディー」です。

 映画「エクレール お菓子放浪記」では、ラストシーンでアキオ少年がこの歌を歌おうとします。しかし、いろいろな思いがこみ上げてきて・・・結局この歌は歌われないことになってしまいます。

 その歌われなかった名曲が、石巻のグランドホテルでいっぱいに広がりました。年配の皆さんにはおなじみの曲だったからでしょう。

 そう言えば、映画「エクレール お菓子放浪記」も、当初は「お菓子のラプソディー」というタイトル案でした。その後紆余曲折があって今のタイトルに決まりましたが、当初の案は東京「ラプソディー」を意識したものだったのかもしれません。

 ラプソディーとは何だろうと辞書を引いてみると、「狂詩曲」とあります。

 「狂詩曲」とは何だろうとさらに辞書を引いてみると、「自由な形式により、民族的または叙事的内容を表現した器楽曲」、とあります。

 戦争直後に流行した曲のタイトルとしてはとてもハイカラに思えます。戦争中禁止されていた西洋文化・カタカナ文化への憧れが戦後噴出したためでしょうか。陽気に自由を謳歌したいという民衆の感情の現れのようでもあります。

 きっとこの歌に東京以外の地名をつけても似合わないんでしょうね。当時の東京の猥雑な雰囲気から生まれた歌だと思います。

 映画は今、北海道砂川市で撮影されているはずです。トマトさんの地元ですね。砂川の皆さんも撮影を楽しんでください。

 私も石巻から声援を送ります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

キッズティアターさん石巻やきそばおいしゅうございました。

 岡田劇場で行われた先日の飲食持込大打ち上げ会。

 いったいどんな会になるのかと思っていましたが、とても楽しい会でした。

 私がついたときには、もうお酒もおつまみも用意されていました。牡蠣の郷からも辛味噌牡蠣が差し入れされていました。

 そこへさらに、キッズティアターさんが石巻やきそばを持ってきてくださったのです!

 当日のお誘いという、とんでもないショートノーティスだったにもかかわらず、キッズティアターさんのご厚意に、ただただ感謝、です。もちろん、石巻やきそばはおいしゅうございました。

 キッズティアターさん、ありがとうございました。

 やはり、石巻に外からお客様がいらっしゃるときには、石巻の何かで出迎えたいと思います。この日は牡蠣とやきそばでした。

 舞台がまたすごかったですね。この話はまたいずれ。考え考え書かないといけませんので。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

大交流会

 11月24日(日)、石巻グランドホテルで映画「エクレール お菓子放浪記」製作スタッフと石巻市民の大交流会が開かれました。

 この日は日和山でクライマックスシーンの撮影が行われたばかりでしたので、主役の吉井君、いしださん、近藤監督以下すべての製作スタッフがお集まりくださりました。

 近藤監督はとくに製作スタッフ全員がこの交流会に参加することを重視してくださっていたとおうかがいしています。撮影地域を重視してくださっていることがよくわかります。

 石巻からは、亀山紘市長やお菓子放浪記を応援する会会長の浅野亨氏など、主だった方々がみんな集まりました。お菓子の全国組織のご来賓もいらっしゃり、それはにぎやかな会合となりました。

 石巻からは、末永海産の提供で牡蠣の料理がたくさん並びました。

 石巻の牡蠣生産高は宮城県の6割を占めており、世界へ向けての牡蠣輸出も行ってきたため、世界の牡蠣生産の8割は石巻産と言われています。

 ところが、石巻の人は「口下手のため」、そのことがあまり外部には知られていないようです。

 そう書いている私も、最近牡蠣のことに関心を持つまでそれを知りませんでした。反省しきり、です。

 撮影スタッフの皆さんには、石巻が牡蠣の名産地だとうことを世間に広めていただきたいと思います。 

 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

吉井一肇くんすごい!

 映画「エクレール お菓子放浪記」の主役は吉井一肇(よしいはじめ)くんです。小学校5年生です。

 日和山での撮影のとき、台詞がスラスラ出てくることに感心しました。言葉に感情もこもっていて、さすが、大勢の中からオーディションで選ばれただけのことはあると思いました。

 撮影の当日流された歌「お菓子と娘」も、吉井君みずからうたっていたものの録音だそうです。クセのない素直な歌声で、とても聞きやすい歌でした。変声期前ですから、ボーイソプラノと言っていいんでしょうね。

 昨日岡田劇場で開かれた製作スタッフとの打ち上げ会では、吉井君、みごとなタップダンスまで披露してくれました。俳優の養成学校で教わったのかどうかわかりませんが、その芸域の広さに驚かされます。

 小学校5年生・・・。

 自分の小学校5年生と言えば、クラスの子供と野球チームを作ったことくらいしか思いだしません。ごく平凡でした。私のような普通の育ちの人間とは、きっと家庭環境が違うんでしょうね。

 昨日はお母さんらしき方と一緒でしたが、お酒を飲んで女装して踊りまわる大人たちの騒ぎの中でも落ち着いたものでした。立派です。

 これから芸能界で活躍してくれそうです。がんばって!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

製作スタッフと緊急打ち上げ会!

 突然ですが、今日11月5日(金)19:00~岡田劇場で映画製作スタッフとの打ち上げ会が行われます。石巻を拠点としてきたスタッフとのお別れの機会です。

 会費などの[ほとんど?]ない、飲食持ち込みのざっくばらんな会の予定です。周りの皆さんとお誘い合わせのうえご参加くださるようお願い申し上げます。

 とくに、エキストラ出演してくださった方などには来ていただきたいと思っています。みんなで製作裏話を語り合いましょう!

 キッズティアターさん、こんな当日のお誘いでは難しいとは思いますが、もしお時間があればぜひお越しください。

 トマトさんなど、遠方の方はメッセージをお寄せくだされば、スタッフにお伝えすることができると思います。お待ちしています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

いしださん熱演!

 いしだあゆみさん、石巻の日和山で熱演してくださいました。

 撮影を待機する車の中で、休んでいるいしださんを見つけて、学生エキストラが「あの人ですか?」と聞いてきました。

 「いしださんを見分けられないのか、今の若い者は。」(おじさんですね)と思いながら、そちらへ目をやると、たしかにいしださんでした。

 撮影気分が盛り上がります。

 現場でいよいよいしださんの出番になると、監督が「ご紹介します、いしだあゆみさんです」。

 いしださんは普通に他のエキストラの皆さんのほうへ頭を下げ、ご挨拶なさいました。

 こういうところは、スターだから特別、ということはないんですね。

 テスト、本テス、本番と3回ほど演技を拝見しましたが、いしださん、回数を重ねるたびにテンションの高い演技になっていくところがさすがだと思いました。

 本番に強い、というのがきっと芸能界で生き残るための必要条件なのでしょう。これはプロ・アマを含め他の役者さんとはだいぶ違うと思いました。

 映画の完成が楽しみです。

 出番の後、知人がいしださんにお菓子の差し入れをしました。石巻にあるお菓子屋さん「エクレール」で売られているマカロンです。ラインプロデューサーという役職の方を通じてお渡ししました。

 すると、控え用のテントからいしださんはでていらっしゃって、どうもありがとうございます、とおっしゃり、頭を下げてくださいました。

 普通よりも礼儀正しい方と感じました。

 ごいっしょできて、光栄でした。

 これからも活躍していただきたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

撮影待ちいろいろ

Sn3e7125  撮影の際には、いろいろな待ち時間がありました。

 予想はしていましたが、待つのはつらいものです。

 役者さんの演技が監督のイメージに合わないのは仕方ないと思います。

 ジェット機が飛んできて轟音で中断したときがありました。石巻の近くに自衛隊の松島基地がありますから、これはよくあります。

 ヘリコプターが飛んできたときもありました。みんなが見上げていたためか、映画撮影の様子を見ようとしたのか、わざわざ一回りしてから飛んで行きました。

 生き物がさらにやっかいでした。映像担当から「今ハエが飛んだのでもう一回」と言われたときは、エキストラ一同かなりがっかりしていました。Sn3e7124

 カラスはさらに何度も撮影を中断しました。近藤監督も吉井君に「演技は良かった。カラスが悪い」と、撮影のやり直しをうながす場面がありました。

 吉井君がこれまでの自分を振り返り、歌う感動的なラストシーン、ここで「カーカー」は、ちょっとないですね。

 また撮影当日に分ったことは、日和山には結構カラスがいてよく鳴いている、ということです。巣を作っているのでしょう。普段は静かなところですから。

 私たちが住む空間には、いろいろな音があふれていることにも気付かされました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »